ホームオーディオ・カーオーディオに使用されている
スピーカーユニットは2ウェイ・3ウェイ・4ウェイといった
音を分けて鳴らすのが普通だと思います。
ただ、分けることにより問題点もたくさん発生します。
位相ズレ、低域~高域までの音の繋がりなど
たくさんの問題が発生してきます。
それを解決するアイテムとしてパッシブクロスオーバーで追い込んだり
取付法で追い込んだり様々な方法を用いて改善して行きます。
スピーカーの理想の姿は、1ウェイスピーカーが究極の理想だと私は思います。
1ウェイとは、20Hz~20KHz(低音~高音)までを
一つのスピーカーで鳴らし切ることです。
悲しいことにそんな理想のスピーカーは、この世に存在しないのです。
究極のフルレンジスピーカーを無限大バッフルで取付し
それを無人島(完全無音)の場所で聴くのが
究極のオーディオシステムだと私は思います。
そんな究極のシステムに近づける為の取付法をご紹介します。
今回、そんな取付をさせて頂いた、お馴染みプリウスU様
スピーカーは、ジェネシスABSシリーズ
ツィーターの取付場所はキックパネルに取り付け。
「何故キックパネル!?!?」
ちゃんとした理論があるので説明します。
まず、ドアに付けているミッドに対して
限りなく同軸上にあるということ。
そしてミッド・ツィーターの音波がリスニングポジション(耳)
まで届くまでの距離が同等なこと。
アナログタイムアライメントと僕は呼んでいます。
ここまで追い込めば、ねじれ感、違和感など一切なく
ツィーター・ミッドの音の繋がりは最高峰に達し
本来のスピーカーのポテンシャルが発揮します。
そんな場所に付けてツィーターを蹴ってしまう可能性という
リスクは発生しますが、音の為ならという方
スタジアムまで足をお運び下さいませ。
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