今回のブログは、Aピラーにツィーターを取付する場合
どういう所に配慮をするか、
どういった意味でツィーターをAピラーに
わざわざ加工して付けるのかをご紹介致します。
施工させて頂きますお車はトヨタ プリウスです。
施工するスピーカーはモレル 日本限定モデル
ツィーターはスプリーモピッコロ 愛らしい名前です!
ミッドはハイブリッド6 になり
価格は、¥152.000-のスピーカー
超高級機になります。
そんな立派なスピーカーを簡単にサクサクっとという施工では
良い音が出るはずがございません。
ツィーターの取付位置、取付角度、
整形方法が重要になってきます。
活かすも殺すも、施工次第です!
まずは写真の様にツィーター自身を支える土台を木材で作ります。
この支える木材の種類でも音色、指向性などが変わるので
ここはショップ側が、お客様の望んでおられる音が
どの様な音を望んでおられるか、しっかり理解して措かないと
どの種類の材質を選択して良いかが解りません。
この部分は最も重要なポイントになります!
取付位置、取付角度に関しては基本的には企業秘密ですが
狙うポイントはドアに付いているミッドに対して
フルレンジ(全周波数)が違和感が無く、
自然に聴こえるかが重要になります。
角度に関しては、写真のように鏡とレーザーセッターを使い
左右の音波が交わる(ステレオ)が正確に出る角度を探し当て
決まれば成型に掛ります。
成型のポイントは、見た目の形には左右されず
指向の強い高音域をどの様に鼓膜に届けるかがポイントです!
決してデザインで成型するのではありません!!
成型の形でツィーターの反射板の役割となりますので
ここも狙った音がどの様な音を狙うかで成型の形が決まります。
最後の仕上げは、Aピラーに生地を貼ります。
この貼る生地の種類でも車内特性が変わります。
レザー・アルカンターラ・塗装といったのが主流ですが
正面のガラスと側面のガラスに対してAピラーは柱になり
その柱の部分は定在波等が発生しやすい箇所になり
巻き上げる素材がレザーの場合ですと
定在波に対して拡散させる傾向が出ます。
アルカンターラですと定在波を吸音する傾向になり
その部分も狙う音質によって素材のチョイスが変わってきます。
一言で言うとツィーターの取付施工で終わりですが
スタジアムでは、このお伝えしました事を忠実に作業を行い
その方にあった音質を提供させて頂いております。
カーオーディオのスピーカーは未完成品で
車に取付施工して始めて完成品として音が出ます。
しっかりとした施工でスピーカーのポテンシャルを
最大限に発揮させてたいですね!
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